2012年12月16日日曜日

LFO 「Sheath」


もはや某妖しいババァの片腕と化しているマーク・ベルのメイン活動はこっちですよ!
2003年作、三枚目。相方:ジェズ・ヴァーレイと袂を別ち、ソロプロジェクトになってからは初。(アルバム単位のリリースがある他ソロ名義としては、よりクラブ志向のSPEED JACKがある)
つか、さーんーまーいーめ! 1988年活動開始なのに、たった! 

このユニットのもはや代名詞と化しているブリープテクノ。〝Bleep=ブザー音〟というコトで、無機的な音色を何の衒いもなく織り交ぜるものぐさな潔いジャンルの総称だが、本作もきっちりその路線を堅持している、と早くも断言しよう。
ただ、M-02、04、08(と、ボートラM-13)のような、今までにないほど尖がり猛ったトラックがあるのも見逃せない。更に付け加えるならば、テクスチャも現代的な工夫が成されている上、素直にビートを四つ打たず、常にひとひねりが加えられている。
無論、デビュー作から即、結果が伴った彼(ら)が同じようなコトをしたいだけなら、作品を頻発してとっとと散っているだろうし。こうして初アルバムまで三年→五年後→七年後と緩やか過ぎる活動を続けている以上、進化はもはや責務。
とは言え丸ごとアップデートしていたら、ヴァーレイ不在でLFOの金看板を背負う必要性がない訳で。そこかしこに微笑ましささえ覚える、今となってはちょっぴりダサっちい音色使いが残されており、そこに老舗の味わいを堪能出来るはず。
また、無機的な音色だけでなく、有機的に聴こえる柔らかいトーンの音色を無機的に用いて自らの土俵に立たせるやり口もならでは。
個人的にはM-11の、優しい音色使いで嫌味のないたおやかな締め方が堪らなく好きだ。(もちろん、M-12を経て13で騒がしく終える日本盤の流れだって悪くない)

時流に踊らされず、巧くそれを取り入れつつも自我は保つ。ベルはそこら辺の匙加減を熟知した、クレヴァーな創り手だと思う。
だからさあ……ねえ、ベルさん? コレから早、十年経とうとしているけど……その後のアータはどのような聴かせ方でLFOの看板を守ってくれるのさー? (チラッチラッ

M-01 Blown
M-02 Mum-Man
M-03 Mokeyllps
M-04 Snop
M-05 Moistly
M-06 Unafraid To Ligner
M-07 Sleepy Chicken
M-08 Freak
M-09 Mummy, I've Had An Accident...
M-10 Nevertheless
M-11 Premacy
M-12 Millionaire Dogs (Bonus Track For Japan)
M-13 Butterslut (Bonus Track For Japan)


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