2011年8月28日日曜日

JAMIE LIDELL 「Jim」


2008年作の三枚目。言うまでもなくWarp産。

前作のかんそうぶんでちょろっと触れた通り、アクを抜いた作風になっている。
のっけのM-01から、観客が座って曲に合わせて手拍子をしてる様が浮かぶ、すっきりとした出来。ピアノやオルガンが似合う大人の作風――
かと思えばM-07のようにがつんとぶっ飛ばすファンキーロックナンバーもある。でも、リデルのやんちゃな一面を表しただけで、アルバムの流れを損なうことはない。(そんなコトよりもこの曲、掛け値なしでカッコイイぞ!)

繰り返すが、非常に大人な作品だ。
もはやリデルのシンガーとしての表現力と音楽的才覚を持ってすれば、本作の質は聴く前から保障されていると断言して良い。
ただ、急激とは言わないが変化はあった。前の方がJAMIE LIDELLとしての個が強くて好きだった、という意見もあるかも知れない。(筆者もどちらかというとそっち寄りの考えだ)

でもね、リデル自身が『リトル・リチャード、ジミ・ヘンドリックス、スライ・ストーン、マーヴィン・ゲイ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーなどから受けた影響をマッシュアップしたものと語り、アルバムが仰る通りに仕上がって、しかも高クォリティなら文句のつけようなどこれっぽっちもないでしょうって。

とりあえず筆者が今まで紹介した音源の中で、一番爽やかな作品がコレ。きっとほとんどのおともだちがたのしい。
皮肉なんて一欠けらも含ませてないってばよ!

M-01 Another Day
M-02 Wait For Me
M-03 Out Of My System
M-04 All I Wanna Do
M-05 Little Bit Of Feel Good
M-06 Figured Me Out
M-07 Hurricane
M-08 Green Light
M-09 Where D’You Go?
M-10 Rope Of Sand
M-11 Figured Me Out (Live In Los Angels Session)
M-12 Little Bit Of Feel Good (Live In Los Angels Session)

M-11とM-12は日本盤のみのボートラ。
それらは含んでいないけど、ジェイミー兄貴未体験なら「Multiply」と本作がまとめて聴ける二枚組仕様の方がお手軽。


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