2012年1月20日金曜日

RICKARD JAVERLING 「Two Times Five Lullaby」


北欧はスウェーデンの宅録シンガーソングライターによる初アルバム。たぶん日本語読みは〝リキャルド・ヤヴェルリング〟だと思うんだ……。
2006年発表で、レーベルはコレを最後に消息を絶ったYesternow Recordings。

音世界は、極力ムダを省いた生音系インスト。陳腐な表現をすれば〝癒し系〟だろうが、それよりも〝和み系〟の方がしっくりくる素朴な味わいが売り。北欧は意外にもこの手の音がお得意な土地柄。Hapnaも頑張ってるしね。
それにしても使っている楽器の多いこと多いこと。
ヤヴェルリングが弾いているのはアコギ、バンジョー、ハーモニカ、グロッケンシュピール、トイピアノ、という素朴を絵に書いたような楽器たち。
他にゲストがエレピ、ベース、ドラム、アコーディオン、サックス、ホルン、メロディカ、オルガン、シンセ、エレキギター、親指ピアノ、マンドリン、テルミン、チェロで手助けをしている。フィールドレコーディングや打ち込みビートを組んだDJも参加している。
もちろんこれらが一斉に鳴っている訳ではなく、曲毎に上記の楽器を三つくらい選ってメロディを立てた至極真っ当な創り。
メロディ主体の音楽なので今後、歌を入れる曲も出てくるとは思うが、なかったらなかったで構わないのは本作で証明されている。
ただ、歌を使ってきた時は、良い意味でも悪い意味でも注意が必要かも。

やはり音色が多いといろいろ選択肢が増えて演りやすい。
散漫になるかと思えばそうでもない。アルバム全体が素朴な曲調で統一されているからか。M-02のようなブラシで刻む軽快なビートの曲すら素朴フィルターで心和ませる(実はこのドラマー、なにげにモタってるのだが、それすら味になっている)。M-09の不穏な音色が特徴のテルミンすら可笑しくて可愛らしく聴こえてしまう。
もうコレ、反則でしょう。きっと飄々とした気の良いあんちゃんなんだろうなあ。

M-01 Ice Princess
M-02 The Three Sisters
M-03 Two Times Five Lullaby
M-04 Heavenly Birds Pt.1
M-05 Track
M-06 The Connor Pass
M-07 Wind Play
M-08 Palermo
M-09 Brandon Bay - Out To Sea!
M-10 Martina's Waltz
M-11 Heavenly Birds Pt.2


2 件のコメント:

  1. この人初めて聞きましたが、良いですね。

    そうとう和む。

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  2. コレが無愛想になると、「5」以前のTOWN AND COUNTRYになる。

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