2014年3月12日水曜日

HINT 「Daily Intake」


出ました、クラブ系のび太くん! 英国はサセックス出身のジョナサン・ジェイムズ、2012年作の三枚目。
レーベルは引き続き、ブライトンのTru Thoughts

いきなり、ジャマイカのダンスホールシンガーを呼んだそれモンのトラックが飛び出して来たので、『ですよねー』と深く納得した。
四つ打ちやバウンスビート全開! クラブのバックステージにてビロード張りのソファへ目深に腰掛けて、左右にブーティなエボニーちゃんを侍らせその肩を掻き抱いて、『やっぱオンナはケツだよねー、デカくてぷるぷるっとジューシーなさあ。ところで源サンって和尻だよね(笑)』とかほざいてそうなくらい、この音世界に馴染んでいる。
彼特有の(機材的な)安っぽさが、グライムやダンスホールやベースミュージックのような、あえて純金ではなく金メッキであるべき音楽性と上手く折り合った形とも言える。
二枚目でも器用でセレブな音創りを垣間見せていたが、よくもまあM-05やM-10のような、パンチラインで男声R&B系シンガーに歌わせて爽やかな風を吹かせるオサレなトラックを組めるようにまでなったよなあ、とも思う。
全く、のび太のクセに生意気だ。

もう一枚目の頃のような、細々とブレイクビーツ音楽を創っていたインドア派の彼は帰って来ないのか。

このように、すっかりチョーシこいてるのび太くん。きっとしずかちゃんなら寂しげな微笑みを添えて、こう告げるであろう。
『のび太さん、変わったね』
そこでのび太、M-11のようなブレイクビーツをボトムに敷いて各種鍵盤系ループを織り交ぜた、一枚目期を思わせるメランコリックなチューンを流す。
だがあの頃(の音)とはどこか違う。ビートが堂々としている。上モノの和え具合が格段に進歩している。各音の抜けが非常に良い。
そう、もう後戻り出来ない――いや、『昔のボクじゃないんだ』と言ったところか。

一枚目から五年を掛けてじっくりと一足飛びの成長を果たした二枚目。それから更に四年を経た本作では逆にじっくりと熟成し、正当進化した。
もう迷う段階ではない。あとはキラーチューン待ちかも知れない。

M-01 Crash And Burn feat. Natalie Storm
M-02 Lock The Door feat. Zed Bias
M-03 Watch The Media feat. Profisee
M-04 Tape Pack
M-05 Give It Up feat. Josie Stingray & 1-O.A.K.
M-06 Aliens Enter feat. T-Fly
M-07 Physical Stamina
M-08 Pretty Stable
M-09 Peter and I feat. T-Fly
M-10 Find Yourself feat. Josie Stingray & 1-O.A.K
M-11 Upper Echelon
M-12 Mad Nervous


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